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晴釣雨読
天気が悪ければタイイング
いやいや、たとえ雨でも出かけてしまうのがFlyFisherの性(^^;
でもたまにはトラウトやフライの出てくる読み物などいかが?



村上康成さん(岐阜県出身)  「絵本も描けるウクレレ釣り師」の異名を持つ自然派アーティスト
下に紹介している絵本に描かれたトラウト達、
フライをやってる人なら何処かで見た記憶がありませんか?
そう、その絵を書いているのが村上康成さんなんです。
フライフィッシャーでもあり「みずぎわ族」を自称されている程の水辺好き。
創作絵本をはじめ、ワイルドライフ・アート、オリジナルグッズ等のグラフィック関連や、エッセイ等
多方面で活躍されていますが、中でもフライフィッシャーとしての目を通して描かれた
絵本の世界は極めて秀逸です、是非一度お読みになられる事をお薦めします。



「ピンク、ぺっこん」 村上 康成 (著) 1983年初版

絵本作家、村上さんのデビュー作です。
そうです「絵本」です、でもバカにしてはいけませんよ
やまめの子どもピンクを通してほのぼのとした雰囲気の中、 魚が虫を食べ、その魚を鳥が食べ
と言った自然の厳しさをも描いています。
主人公のピンクが一度フライフィッシングのおじさんに釣られてしまったりもします。
あなたが読んで癒されるも良し、お子さんに読んであげてスキンシップをはかりつつ
フライフィッシングへ導くも良し、とても秀逸な絵本ですよ。
うちの子供の一番お気に入りの絵本です。



「ピンクとスノーじいさん」 村上 康成 (著) 1985年初版

1986年ボローニャ国際児童図書展グラフィック賞受賞作品
ピンクの住む山に冬がやってきます、水温が下がり食べるものが無くみんなお腹を空かせています。
そんなある日、ピンクはイタチに襲われてしまいます
絶体絶命のその時、身を呈して助けてくれた岩魚のスノーじいさん
スノーじいさんは一体どうなってしまったのか......
スノーじいさんの続編を書いてもらえないものだろうか...



「ピンク!パール!」 村上 康成 (著) 1990年初版

1991年ブラチスラバ世界絵本原画ビエンナーレで金牌受賞作品
ピンク3部作の完結編
海に降って大きくなったピンクが、恋人のパールを伴って川に帰ってきます
しかし故郷の川はすっかり汚れてしまい、さらに二人の前に立ちはだかるダム!
さあ二人は子孫を残すためにどうやってこの困難に立ち向かっていくのか
まさに「みずぎわ族」村上さんの視点による内容です
こう言った絵本を通して子供達が今日の水行政の問題点に関心を持ってくれると良いですね。



「ピンクのいる山」 村上 康成 (著) 2001年初版

ピンク3部作完結から11年も経ってこの本は出ています。
きっとピンクファン・村上ファンからの要望を受けて書(描)かれたんでしょうね
ピンク3部作のサイドストーリーと言った趣のピンクシリーズ完結編です
この年、「ピンクぺっこん」と「ピンクとスノーじいさん」が再販されています。








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